新潟県内の中山間地域農業はそのほとんどが稲作で、担い手の減少・高齢化、耕作放棄地の増加など厳しい局面を迎えています。
県内でも新規就農者を育成する取組などが活発に行われるようになってきましたが、一方で道普請等の従来の共同作業に加え、近年では鳥獣害対策として電柵張り等の新たな作業が増え、集落自体の人口減少・高齢化が進む中で農地を維持していくための農家一人あたりの作業量が増大し、米農家だけで中山間地域の農業・農地を守ることが現実的に難しくなってきています。
また中山間地域で農業を持続的に営むためには、再生産可能な価格で米を販売することが必要条件となりますが、米の高付加価値化・販売活動は決して米農家さんが得意とする分野ではありません。
私たちは、これからの新潟の食・地域の農業を守っていくためには「作る人」を育成することと同時に、「作る人」をサポートする「支える人」の存在が必要であると考えます。
そこで、都市部等に暮らす人たちが米農家さんを支える仕組みとして『Work Rice』を立ち上げることとしました。
Work Riceは、都市部に暮らす人たちが、中山間地域でお米を作る農家さんのお手伝いを行い、その労力の対価として農家さんが作る美味しいお米をいただくプログラムです。
普段あまり行く機会がない農山村地域を訪れ、地域農業に寄与するとともに、農作業を通じて米農家さんと交流を図ったり、地域の風土に触れる“地域貢献ツーリズム”を楽しんでみませんか?
Work Riceのお仕事は大きく2つに分かれます。
普段、米農家さんがやられている農作業をお手伝いします。農家さんと一緒に自然の中で汗を流します。
苗おこし(育苗)、田植えの補助、草刈り、電柵張り、溝切り、穂肥(追肥)、稲刈りなどの農作業(主に肉体労働)
※体験的な作業ではなく、米農家さんの日常的な仕事のお手伝いになります。
お米等の販売促進等に向けたお仕事です。どちらかと言えば農家さんがあまり得意でない分野をサポートいただきます。
ネット販売・ネット出店等に向けたライティング(取材含む)、お米のパッケージデザイン、お米をPRするための写真撮影や動画制作・編集など